透明度の高い海と美しい自然が魅力の沖縄では、一年を通して様々なマリンアクティビティが体験できます。
中でも近年注目度が高いのがパラセーリングで、沖縄は国内で最も有名なパラセーリングスポットでもあります。
そんなパラセーリングですが、いざ体験となれば気になるのが「どのくらい濡れる?」ではないでしょうか。
この記事では、「濡れる?」の解答を、パラセーリングにおすすめな服装やその他気になる質問と併せて解説します。
目次
1.パラセーリング体験の流れ
2.パラセーリングは濡れる?濡れない?
3.濡れなくてもパラセーリングで水着は必要か?
4.パラセーリングは生理中でも大丈夫?
5.まとめ
パラセーリング体験の流れ
パラセーリングは、パラシュートを装着し、タグボートに引っ張られることによって空中飛行を楽しむアクティビティです。
「陸のパラグライダー」と「海のセーリング」を組み合わせたような体験ができるのがパラセーリングですが、技術を習得しなくても楽しめます。
また、他のマリンアクティビティよりも安全性が高く、小さな子どもから大人まで安心して楽しむことができます。
①ボートでポイントまで移動
沖縄で一般的なパラセーリングは、ボートで飛行ポイントとなる沖合に移動し、船上から空中に浮遊します。
飛行ポイントは各ショップによって異なるため、ショップが指定した集合場所(港)から出港します。
移動中には安全に体験するための基本知識や安全装備の説明、テイクオフ時の姿勢などの講習があります。
ハーネスの着用方法や飛行中の注意点なども分かりやすく説明するため、初心者や初体験でも安心して参加できます。
②安全装備を装着して空に飛ぶ
パラセーリングでは、安全装備の着用が義務付けられています。
【パラセーリングの安全装備】
- ライフジャケット
- ハーネス
1つ目はライフジャケットで、海に落水した場合の安全対策として必着義務があります。
2つ目はハーネスで、パラシュートと体を固定する安全機能が備わっており、飛行中の落下を防止する働きがあります。
いずれも正しく装着することが重要となるため、スタッフが装着位置や締め付けは細かに調整してくれますので
ご安心ください。安全装備の装着が完了すれば、次はテイクオフです。
基本的にテイクオフはタグボートのデッキで行われます。パラセーリングはタグボートの加速で風圧を作り出し、パラシュートが膨らみます。そのためテイクオフ時には、タグボートのスピードが上がります。
③ボートデッキに着地
パラセーリングでは、高度と方向はタグボートの船長が調整します。参加者が飛行中に専門的な操作をすることはありません。
10~15分の空中散歩を楽しんだら、着地準備に入ります。
船の速度が下がり徐々に高度が下がるため、お客様は講習時に説明された着陸の姿勢で待機するだけでOKです。
着地地点が近づいたら足を前に伸ばし、スタッフの指示に従いゆっくりと着地します。
基本的にパラセーリングでは、ボートデッキが着地地点となります。そのため泳げない人や泳ぎに自信がない人、濡れたくない人でも、パラセーリングに参加することができます。
④タグボートで港に戻る
参加者全員がパラセーリングを終了したら、タグボートで集合場所である港に戻ります。
パラセーリングの所要時間は、参加者の人数や飛行ポイントまでの移動時間によって変わりますが、
マリンアイランドでは、出港から帰港までの所要時間がおおよそ30~60分です。
1組あたりの飛行時間は概ね約10分のため、ツアー参加人数が多い場合は所要時間も長くなります。
パラセーリングは濡れる?濡れない?
パラセーリングにおいてテイクオフと着地は、すべてボートデッキで行います。
そのため「パラセーリングで濡れるのか」の疑問の答えは、「濡れない」になります。
ただし、パラセーリングで一切濡れないというわけではありません。
ボート移動中は波飛沫で濡れる可能性がある
パラセーリングは、天候や海洋状況の影響を受けやすいマリンアクティビティです。
そのため、強風や波が高い場合には、ツアーが中止にはなりますが、一般的に多少の雨であれば続行する場合もあります。
雨天時に決行の場合、船での移動中や飛行中に雨で濡れることがあります。
また、沖縄は亜熱帯地方に属しているため、たとえ晴天時であってもスコールに遭遇する可能性があります。
なるべく、パラセーリング体験では濡れてもよい服装を心がけるのがおすすめです。
高さが低いと濡れる確率が上がる
パラセーリングでは、タグボートとパラシュートをつなぐロープの長さで到達高度が変わります。
高い所が怖い人や、パラセーリング中の揺れが苦手な人には、手軽に体験できる100メートルがなどの低い高さをおすすめしますが、高度が低いい場合は、海面との距離が近くなるため、濡れる確率が上がります。
パラセーリングはタグボートの加速によって風圧を作り出すため、飛行中はタグボートもスピードがあがります。
そのため低空で飛行する場合は、ボートの水しぶきなどで濡れやすくなります。
安全上の対処で海に着水する可能性もある
パラセーリングの着地は基本的にボートデッキになるため、通常のフライトであれば着地の際に全身が濡れることはありません。
しかしながら場合によっては、安全確保のために海に着水することもあります。
緊急時の着水判断は船長が行うため、指示があった場合は船長の指示に従いましょう。
濡れなくてもパラセーリングで水着は必要か?
濡れない海遊びとして人気のあるパラセーリングですが、全く濡れないというわけではありません。
参加時の服装として水着を推奨するショップが多いですが、水着着用が必須ではありません。
そのため水着の準備がない場合でも、気軽に参加できます。
しかし、先ほども解説したようにパラセーリングでは、タグボートで移動中に水しぶきで濡れることがあります。
また、安全上の問題で、海に着水する可能性もあります。その点、水着着用であれば、いざという時でも安心でしょう。
おすすめの服装と靴
パラセーリングに適した服装の基本は、「濡れても良い服と靴」です。
ハーネスを装着するため、スカートでの参加はできません。またかかとのある靴や滑りやすい靴も、避けてください。
長ズボンでも参加可能ですが、濡れた場合に体が冷える原因となるため、おすすめしません。
可能であれば男性でも、短パンやショートパンツを着用するのがおすすめです。
なおジーンズ生地の服装はハーネス装着時や濡れた際に動きにくくなるため、避けておきましょう。
水着着用の場合は、日焼け防止のための羽織物またはラッシュガードの着用がおすすめです。
靴は濡れても良い靴(ヒール以外)であれば基本的に問題ありませんが、脱ぎ履きに時間がかかる靴は避けましょう。
パラセーリングは生理中でも大丈夫?
パラセーリング参加日と生理日が重なってしまった場合、参加しても良いのかと悩むのではないでしょうか。
生理中の不快感には個人差がありますし、さまざまな症状があるため、参加の是非は本人次第といえます。
さらに生理中に参加すると、下着が濡れて服が汚れてしまう心配もあります。
ではパラセーリングの参加日が生理期間と重なった場合、参加を辞退した方が良いのでしょうか。
生理中でも問題はありません
パラセーリングのツアーに参加すること自体は、生理中であっても問題ありません。
他のマリンアクティビティのように全身濡れることはないため、下着が濡れて服が汚れる心配も不要です。
生理の不快感が体調に大きな変化を与えない程度であれば、参加することに不安を感じなくてもよいでしょう。
しかし、生理中にアクシデントが起こると心配なので、事前に女性ショップスタッフに相談しておくのがおすすめです。
無理は禁物で、生理中で体調に不安がある場合は、パラセーリングに参加しない方が望ましいです。
特に、吐き気や倦怠感がひどい場合は乗船中に具合が悪くなる可能性もあるため、無理せず辞退しましょう。
パラセーリングは貧血を起こすほどの激しい運動ではありませんが、生理中の鉄分不足によって体調を崩す可能性があります。
体を冷やさない工夫は必要
生理中にパラセーリングを体験する場合は、服装などで体を冷やさない工夫をしましょう。
飛行中は風を受けるため、体感温度が下がります。そのため着脱のしやすい羽織物は、冷え対策としておすすめです。
また温かい飲み物で体を温めることも、寒さ対策になります。
腰やお腹周りを温めることも、生理による体調不良を防ぐ効果が期待できます。
なおパラセーリング参加中に体調が悪くなった場合は速やかにスタッフへ相談してくださいね、無理せず休むようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、「濡れる?」の解答を、パラセーリングにおすすめな服装やその他気になる質問と併せて解説してきました。
パラセーリングは、濡れずに海で遊べるアクティビティとして幅広い世代に人気ですが、一切濡れないというわけではありません。タグボートで移動している際に水しぶきを浴びると濡れますし、ボートデッキで離陸の順番待ちをしている際も濡れることがあります。
そのため、水着は必須ではありませんが、「濡れてもよい服装」または「乾きやすい素材」の服を選ぶようにしましょう。