南国リゾートらしい風景と冬でも温暖な沖縄は、国内の旅行先として一年中人気があります。ただし人気観光地だからこそ気になるのが、旅行費用ではないでしょうか。
この記事では、2泊3日の沖縄旅行の費用相場を安く抑えるポイントや、ハイシーズンの時期でも費用を抑える裏技を合わせてご紹介していきます。沖縄旅行を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1.2泊3日の沖縄旅行費用の相場はいくら?
2.沖縄旅行の過ごした方から費用を計算する方法
3.滞在先のホテル選びで費用を抑える方法
4.台風シーズンの沖縄旅行は想外の追加費用も
5.ハイシーズン・ローシーズンで費用を見極めるポイントは?
6.旅行中の過ごし方で費用を抑える裏ワザ
7.夏休み中の沖縄家族旅行、節約のポイントは?
8.まとめ
2泊3日の沖縄旅行費用の相場はいくら?
沖縄旅行の計画方法は、旅行会社のパックツアーとフリープランの2つがあります。どちらを選んでも、飛行機代(渡航費)は必須です。飛行機代は出発地だけでなく、時期や予約方法でも大きく変動します。そこで費用を抑える裏ワザとして定番のフリープランから、相場を計算するポイントをご紹介します。
飛行機代は1人4万円が相場
主要空港の中で沖縄に最も近いのは九州なので、飛行機代も福岡発の場合は1万2千円と最も安いです。しかし人口が多いのは東京・関西ですから、東京・関西発の往復チケットの方が利用者は多いです。
関西発なら1万5千円〜、東京発なら2万円〜が相場です。ただし紹介した相場はローシーズンの最安値なので、沖縄旅行で人気のある時期の費用相場としては、1人あたり4万円で計算しましょう。
4人家族の費用相場は
渡航費の次に予算が大きいのが宿泊費ですが、そのほかにも食事代や移動費などもかかってきます。家族旅行ですからフォース(4名1室)を利用すれば宿泊費用も安いですが、フォース以外のタイプだと4人家族でも高くなります。
食費に関しても、注意が必要です。沖縄では朝早くから営業している飲食店が非常に少ないので、朝食付きプランの方が結果として費用を抑えられます。ちなみに4人家族の場合は、1人9万円が沖縄旅行費用の相場とするのがおすすめです。
沖縄旅行の過ごし方から費用を計算する方法
本島内だけでも数多くのアクティビティや観光スポットがあるのが沖縄旅行の魅力ですが、2泊3日の場合、実際に沖縄で滞在する時間は意外と限られます。また人気のアクティビティや観光施設の入場は、基本的に有料です。そのため滞在中の過ごし方をある程度決めておくことが、旅行費用を節約する上手な計算方法になります。
マリンレジャーや人気観光スポットで楽しむ
1年の3分の2が夏の沖縄では、やはりマリンレジャーは欠かせません。リゾートホテルのビーチ以外にもアクティビティができるビーチはあるので、節約しつつもマリンレジャーを楽しめます。
観光なら首里城公園や平和記念公園、美ら海水族館は立ち寄りたいスポットです。ほかにも琉球ガラスやシーサーの色塗りなど体験ができる工房も、思い出作りができるスポットとして人気があります。
なお人気観光スポットでは前売りチケットの購入でお得になるケースも多いので、事前にチェックをしておくのがおすすめです。
小さな子ども連れでも楽しめる場所を優先する
小さな子どもがいるファミリーの場合、気を付けたいのが強い日差しと高温多湿の気候です。特に月齢の低い子どもほど体力の消耗が激しいので、屋外施設が充実していても心配だという声は多くあります。そんな時には、小さな子どもでも安心して遊ばせられるスポットがおすすめです。
例えばDMMかりゆし水族館は那覇空港に近いのでアクセスにも便利ですし、巨大ショッピングモールの中にあるため、フードコートを利用すれば車で移動しなくても食事ができます。ほかにもコインシャワー完備の無料水遊び場や大型アスレチックが併設されている道の駅もあるので、お金をかけなくても安全に遊ばせられます。
滞在先のホテル選びで費用を抑える方法
フリープランでは価格比較サイトから最安値でホテルを選ぶのが一般的ですが、出発直前に予約を抑えるなら、ホテル専用サイトのみで展開している直販プランも見逃せません。
ホテル側としては仲介手数料なしで予約が入るのが望ましいですし、空室はできるだけ避けたいので、直前になればなるほど安い価格に設定することがあります。ただしハイシーズンはどのホテルも事前予約だけでほぼ満室になるので、季節によって見極めることも大切です。
フリープランは連泊やエキストラベッドルームで宿泊費用を節約
2泊3日の予定の場合、2泊はホテルの予約が必要です。3日間でできるだけ多くの観光スポットをめぐるのも旅行の楽しみ方ですが、拠点を一か所にして連泊にすれば連泊割が適用されます。さらに連泊だと移動時の荷造り・荷ほどきの手間も省けるので、時間の有効活用にもおすすめです。
子どもがいる場合は、エキストラベッド対応ルームをチェックしてみましょう。エキストラベッドルームは予備ベッドを1台追加するので、実際の部屋タイプよりも狭くなります。しかし通常のルームタイプの価格より安くなりますから、費用の節約にはおすすめです。
台風シーズンの沖縄旅行は予想外の追加費用も
沖縄の台風シーズンは、夏と秋の年2回あります。沖縄本島に上陸する台風はほとんどありませんが、台風の接近による交通への影響は少なくありません。そのため予定の飛行機の運休が決定したら、とりいそぎ宿泊先を確保しましょう。ただしすぐに振替のチケットが入手できるとは限りません。場合によっては、数日間延泊する場合もあります。
滞在延長期間中は食事も必要ですが、県内の路線バスが運休を発表すると地元のスーパーも臨時休業になるので、食事の確保も難しくなります。ちなみに台風による延泊や飛行機代はすべて自己負担なので、万一に備えて台風保険への加入がおすすめです。
ハイシーズンとローシーズン、費用を見極めるポイントは?
シーズンによって価格設定に大きな違いがある沖縄旅行では、ハイシーズンとローシーズンで適正な相場を見極めるのが重要です。
年間で最も価格設定が高いのは、盆休みと年末年始です。マリンレジャーシーズンの盆休みは若い年代の利用が多く、プライベートビーチ完備のリゾートホテルや外資系の高級ホテルも早くから予約で埋まります。しかし盆休みを少しずらすと価格も若干下がるので、ハイシーズンは盆休み前後の平日がおすすめです。
年末年始は、年をまたいでの滞在スケジュールが最も高くなります。ところが年内や年越し後の2泊3日は、若干価格が安いです。特に1月1日出発なら飛行機代が安いですから、正月休みに旅行するなら1月1日を狙うとよいでしょう。
旅行中の過ごし方で費用を抑える裏ワザ
飛行機代に大きく予算がとられる沖縄旅行では、旅行中の過ごし方を工夫することで節約できます。沖縄本島には鉄道網が整備されていません。ですから必然的に移動には車が必要ですが、旅行者の多くがレンタカーを利用します。
特にハイシーズンは手続きに時間がかかるので、那覇空港に到着してから実際に受け取るまで1時間以上かかることも少なくありません。なお観光スポットや宿泊ホテルでは駐車場代が別途必要なケースもあるので、駐車場代も計算しておきましょう。
バスツアーや公共交通機関利用で割引や特典をGet
バスツアーや公共交通機関を利用することで、移動にかかる費用を抑えるのもおすすめです。1日バスツアーもバス会社によってさまざまなコースがありますし、半日観光や戦跡めぐりツアーなど、目的に合わせたツアーも選べます。また各施設の割引特典やお土産が付いたプランもあるので、お得感があります。
なお沖縄県のポータルサイト「のりものNAVI Okiinawa」では、各種バスツアーの情報や路線バスの乗り換え検索、利用したい路線バスの現在地などを簡単に検索できます。公共交通機関で移動するなら、チェックしておきましょう。
夏休み中の沖縄家族旅行、節約のポイントは?
沖縄旅行の価格設定が最も高いのが夏休み期間中ですが、ちょっとした節約のポイントを知っておけば、予算を抑えても全員が満足できる家族旅行が計画できます。そこで最後に意外と知られていない節約ポイントを2つ、ご紹介しましょう。
地元スーパーのフル活用で食費も土産物代を節約
地元で定番の家庭料理を楽しんだり、普段目にすることのない沖縄ならではの食材や泡盛をお土産にするのもおすすめです。観光施設や空港内の売店でも多数販売していますが、同じ商品でも観光地で購入するとどうしても価格が高めになります。
しかし同じ商品でも地元客が利用するスーパーを活用すれば、費用もかなり抑えられます。お総菜コーナーには沖縄そばやゴーヤチャンプル、ラフテーなどが手ごろな価格で販売されているので、持ち帰ってホテルの部屋で食事をすればかなりの節約になります。またスーパーによっては土産物コーナーが設置された店もあるので、食品・酒類はスーパーがおすすめです。
ホテルの無料貸し出しアメニティや施設内の設備も要チェック
ホテルのアメニティを予約の段階でチェックしておくのが、旅行費用の節約に効果的です。シャワールーム関連のアメニティが充実しているホテルも増えていますし、高級ホテルや人気リゾートホテルであれば、ホテルオリジナルアメニティを準備していることもあります。
小さな子供を連れての家族旅行なら、施設内にコインランドリー&乾燥機が設置されている
ホテルを選ぶことも、費用と荷物を抑えるポイントです。
高温多湿な沖縄ですから、外出するたびに着替えが必要になるほど汗をかくこともよくあります。そんな時に施設内にコインランドリーがあれば滞在期間中に洗濯ができるので、荷物の量に制限のあるLCCでも費用を抑えて荷物が預けられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、2泊3日の沖縄旅行の費用相場を安く抑えるポイントや、ハイシーズンでも使えるおすすめの裏技と併せてご紹介してきました。
人気観光地だからこそ費用が気になる沖縄旅行も、事前の計画や費用を抑えるポイントを知っておけば、意外とお得に楽しむことができます。ただし夏の沖縄は台風シーズンとも重なるので、夏の沖縄旅行は予算を多めにとっておくのがおすすめです